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逃げ続けるほど、人は「自分は臆病者だ」と思い込んでいく|あがり症を強くする“本当の原因”

逃げ続けるほど、人は「自分は臆病者だ」と思い込んでいく|あがり症を強くする“本当の原因”

■ 結論|あがり症を強くするのは「逃げ続けること」

今日は、

あがり症やスピーチ恐怖を強くしてしまう、

“ある行動”

についてお話ししたいと思います。

それは、

「準備ばかりして、行動しないこと」

です。

もちろん、

準備そのものが悪いわけではありません。

ですが、多くの人は、

“準備”を理由にして、

本番から逃げ続けてしまう。

これが、

あがり症をどんどん強くしていく大きな原因なのです。


■ なぜ人は準備ばかりしてしまうのか

例えば、

「もっと自信がついてから…」
「もっと勉強してから…」
「もう少し上手くなってから…」
「まだ準備不足だから…」

こうして、

なかなか行動できない。

これは決して珍しいことではありません。

では、

なぜ人は準備ばかりしてしまうのでしょうか。

それは、

準備している時間が、

“安全地帯”だからです。

まだ本番に立っていない。

だから、

・失敗もしない
・傷つきもしない
・評価もされない

つまり、

自分の自尊心が守られるのです。

さらに、

「今、自分は頑張っている」

そんな感覚にもなれる。

だから人は、

準備に逃げ続けてしまうのです。


■ 「安全地帯」にいる限り、人は変われない

ですが——

ここに大きな落とし穴があります。

準備だけでは、

本当の意味で変わることはできません。

なぜなら、

人は、

実際にやってみた経験の中でしか変われないからです。

例えば、

どれだけ泳ぎ方を本で勉強しても、

実際に水に入らなければ泳げるようにはならない。

話し方も、まったく同じです。

どれだけ動画を見ても、

どれだけ知識を増やしても、

実際に人前で話さなければ、

本番で話せるようにはなりません。


■ 逃げ続けるほど「自分は臆病者だ」と思い込んでいく

そして、

本当に怖いのはここです。

準備に逃げれば逃げるほど、

自分の中に、

「今日も行動できなかった」
「また逃げた」
「自分は怖くて動けない人間なんだ」

というメッセージが積み上がっていく。

つまり——

逃げ続けるほど、

「自分は臆病者なんだ」

という自己認識が強化されていくのです。

これは、

あがり症にとって非常に大きな問題です。

なぜなら、

人は、

“自分が思っている自分”

を演じるようになっていくからです。


■ なぜ時間が経つほど怖くなるのか

さらに厄介なのは、

逃げれば逃げるほど、

恐怖が大きくなることです。

例えば、

しばらく人前を避けていると、

「失敗したらどうしよう…」
「今さらできるかな…」
「うまくやらなきゃ…」

こうして、

頭の中だけで恐怖が膨らんでいく。

結果として、

ますます動けなくなる。

これは、

あがり症の方によく起きる悪循環です。


■ 【具体例】行動できない人の頭の中で起きていること

例えば、会議。

本当は発言した方がいいと思っている。

でも、

「変なこと言ったらどうしよう」
「うまくまとめられなかったら恥ずかしい」
「他の人みたいに話せない」

そう考えているうちに、

タイミングを逃してしまう。

すると会議後、

「また言えなかった…」
「やっぱり自分はダメだ…」

と、自分を責める。

こうして、

自己信頼が少しずつ削られていくのです。


■ 解決法|完璧を待たず、小さく動くこと

では、

どうすればいいのか。

答えはシンプルです。

「とりあえず行動すること」

です。

完璧じゃなくていい。

むしろ、

完璧を待っていたら、

一生動けません。

大事なのは、

“小さくてもいいから動くこと”

なのです。

例えば、

・朝礼で一言だけ話してみる
・会議で一回だけ発言する
・自己紹介をやってみる
・分からないことを素直に聞いてみる

これだけでもいい。

重要なのは、

「自分は逃げずに挑んだ」

という経験を、

自分に更新していくことなのです。


■ 自信の正体は「自己信頼」

よく、

「自信をつけたい」

という人がいます。

ですが、

自信とは何でしょうか。

それは、

“自己信頼”

です。

つまり、

「自分は逃げずに動ける人間なんだ」

という感覚。

だからこそ、

逃げ続ければ、

自己信頼は削られていく。

逆に、

小さくても挑戦を積み重ねれば、

少しずつ、

「自分はできる」
「自分は逃げなかった」

という感覚が育っていきます。

これが、

本当の意味での自信なのです。


■ 行動すると“フィードバック”が返ってくる

また、

実際に行動すると、

うまくいくこともあれば、

失敗することもあります。

ですが、

それは悪いことではありません。

なぜなら、

“フィードバック”

が返ってくるからです。

「ここを改善したらいい」
「次はこうした方がいい」

そうやって、

初めて前に進める。

逆に、

準備だけしている人は、

何が正解で、

何が違うのか、

一生分かりません。

だからこそ、

まず必要なのは、

「動くこと」

なのです。


■ まとめ|「逃げなかった経験」が人生を変えていく

確かに——

挑戦して、

失敗するのは怖い。

それは本当によく分かります。

ですが、

あなたの小さな失敗なんて、

1年後、
5年後、
10年後。

誰も覚えていません。

実は、

ずっと気にしているのは、

自分だけなのです。

だからこそ——

完璧じゃなくていい。

小さくてもいい。

まずは、

一歩踏み出すこと。

そして、

「今日、自分は逃げなかった」

この経験を、

更新し続けてほしいのです。

怖くても、
震えていても、
不完全でも、

「それでも自分は挑んだ」

この経験は、

確実にあなたの中に残っていきます。

そして——

その積み重ねこそが、

緊張に崩れない

“本当の自信”

になっていくのです。


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🧑‍🏫 著者紹介

大澤宏彰(おおさわ ひろあき)
社会人のあがり症専門メンタルトレーナー

人前や対人場面で「本来の力を発揮できない社会人」に向けて、
メンタルから話し方を変える指導を行っている。


営業職を経て、小学校教員として14年間勤務。
学校の教育相談担当として700件以上の面談を担当し、
特別支援教育(発達障害支援)の分野では全国レベルの実績を持つ。

しかしその一方で、
自身も重度のあがり症に長年悩んでいた。

人前や対人場面に強い恐怖を感じ、
教師でありながら「話すこと」が怖い。

手足が震える。
声が詰まる。
頭が真っ白になる。

そんな状態を何度も経験してきた。

あがり症に苦しみ、
一時期は自信を完全に失い、
ベッドから動けなくなるほど追い込まれる。

「このままでは変われない」

そう決意し、
話し方・心理学・メンタルトレーニングを
20年以上かけて徹底的に学び直す。

その経験から確信したのは、

話し方は“表面的な技術”ではなく、“メンタル”から変えなければ変わらない

ということ。

現在は、自身の克服体験と教育現場で培った指導力をもとに、
「メンタルから変える話し方教育」を専門に活動している。


■ 主な活動

・スピーチ革命塾 主宰(スピーチ実践/コミュニケーション実践)
・企業研修講師(プレゼン/対人コミュニケーション指導)

・登壇経験 約20,000時間
・受講生 延べ1,000名以上(3年間)

埼玉・群馬を拠点に、
あがり症克服専門の話し方教室を7教室運営。

現在はオンライン教室・個別トレーニングも行い、
全国の社会人の「話せない悩み」をサポートしている。


話すのが怖い人ほど、変われる。

あがり症は、性格ではなく“心の状態”です。
正しい順番で整えれば、誰でも変わることができます。

もしあなたが、

「頭では分かるのに、実際の場面でできない」

そう感じているなら、
それは能力の問題ではありません。

正しいやり方を、
正しい環境で実践できていないだけです。

話し方は、理解だけでは変わりません。
実際に“話す経験”を通して、はじめて変わります。

スピーチ革命塾では、

緊張している状態のままで話しながら、
「心のフォーム」を整えていく実践トレーニングを行っています。

同じ悩みを持つ社会人の中で、
安心して“そのままの自分で話せる場”を用意しています。

一人で変えようとしなくて大丈夫です。

変わる人は、「一歩踏み出した人」です。

まずは一度、体験してみてください。


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