「不安にならないようにしなきゃ」
「考えないようにしよう」
「もっと前向きにならなきゃ」
不安を感じたとき、
多くの人がこうやって“不安を消そう”とします。
でも実は――
この努力こそが、不安を強くしてしまう原因になることがあります。
今日はその理由を、
心の仕組みから分かりやすくお伝えします。

目次
目次
- 不安を感じるのは、弱さではない
- 多くの人がやってしまう「不安との戦い」
- なぜ不安を消そうとすると、不安が強くなるのか
- 脳は「意識を向けたもの」を重要だと判断する
- 不安を抑えようとするほど起きる悪循環
- 不安は「なくすもの」ではなく「扱うもの」
- 不安があっても動ける人の考え方
- まとめ|不安との関係を変えるだけで、心は軽くなる
不安を感じるのは、弱さではない
まず大前提として、
不安を感じるあなたは、何もおかしくありません。
不安とは、
- 失敗したくない
- 傷つきたくない
- 危険を避けたい
という、
自分を守るための感情です。
つまり、不安は
「敵」でも「欠陥」でもありません。
多くの人がやってしまう「不安との戦い」
不安を感じると、
人は無意識に“戦い”を始めます。
- 不安を感じないようにする
- 考えないようにする
- 無理にポジティブになろうとする
一見、前向きに見えるこれらの行動。
ですが、実はここに落とし穴があります。
なぜ不安を消そうとすると、不安が強くなるのか
理由はとてもシンプルです。
脳は「意識を向けたもの」を重要だと判断する
という性質を持っているからです。
「不安をなくそう」とすると、
脳はこう解釈します。
「不安?
それって、そんなに重要なものなの?」
すると脳は、
不安をさらに強く意識させるようになります。
脳は「意識を向けたもの」を重要だと判断する
たとえば、
「ピンクの象を考えないでください」
と言われると、
どうしてもピンクの象が浮かびませんか?
これと同じです。
- 不安を考えない
- 不安を消そうとする
という行為自体が、
不安にスポットライトを当ててしまうのです。
不安を抑えようとするほど起きる悪循環
この状態が続くと、
次のようなループに入ります。
不安を感じる
↓
なくそうとする
↓
余計に気になる
↓
不安が強くなる
この悪循環が続くと、
- 不安に敏感になる
- 少しの違和感にも反応する
- 「また不安になった」と自分を責める
という状態になってしまいます。
不安は「なくすもの」ではなく「扱うもの」
ここで視点を変えてみてください。
不安は、
なくすものではありません。
扱い方を変えるものです。
- あってもいい
- 出てきてもいい
- そのままでも動いていい
こう捉えた瞬間、
不安との関係性が変わります。
不安があっても動ける人の考え方
不安が少ない人ほど、
実はこんな考え方をしています。
「不安がないから動ける」のではなく、
「不安があっても動いてきた」。
その経験を通して、
脳が学習しているのです。
「不安があっても、大丈夫だった」
と。
これが、不安が自然と弱まっていく仕組みです。
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まとめ|不安との関係を変えるだけで、心は軽くなる
不安をなくそうとすればするほど、
不安は強くなります。
それは、
あなたが弱いからでも、
意志が足りないからでもありません。
脳の仕組みとして、そうなっているだけ。
だから今日からは、
- 不安を消そうとしない
- 戦おうとしない
- あってもいいと認める
この姿勢を意識してみてください。
不安が消えなくても構いません。
不安があっても、前に進めます。
不安との関係を変えるだけで、
心は驚くほど、軽くなっていきます。
🧑🏫著者紹介
大澤宏彰(おおさわ ひろあき)
埼玉のあがり症専門メンタルトレーナー

かつては、人前で自分の名前すらうまく言えないほどの“極度のあがり症”。
それでも――「どうしても伝えたい」という想いだけを支えに、人前に立ち続けてきました。
その経験の中で痛感したのは、
話し方を変えるには、まず“心”を整えること。
緊張してもいい。不安でもいい。怖くてもいい。自信がなくてもいい。
それでも、目の前の人に心を込めて話すことが何より大切。
上手に話すためのテクニックよりも、
「誰のために話すのか」という“マインド”が変わった瞬間、
人は誰でも、自然と堂々と自分を表現できるようになる。
それが、私がたどり着いた“あがり克服の原点”です。
現在は、あがり症克服のためのマンツーマン・メンタルトレーニングのほか、
埼玉でスピーチ教室【スピーチ革命塾】や、
コミュニケーション実践教室【コミュトレ道場】を主宰。
「話すのが怖い人ほど、変われる。」
その信念のもと、
ひとりでも多くの人が「自分の声で生きる」社会を目指しています。
📍埼玉・群馬を拠点に、オンライン・対面で指導
📩 無料相談・体験教室 → こちらから