目次
■ 結論|あがり症の本質は「自己否定」にある
今日も、かなり本質的な話をします。
まず、少し考えてみてほしいんです。
この教室に来たきっかけは何だったでしょうか。
きっと多くの方が、
人前で緊張する自分を何とかしたい。
対人場面で、もっと自然に話せるようになりたい。
そう思って来られているはずです。
これは、とてもいいことです。
もっと良くなりたい。
より良い自分になりたい。
そう思えている証拠だからです。
ただ、ここに一つ大きなポイントがあります。
緊張しやすい自分を何とかしたいと思うこと。
これは言い換えると、
緊張する自分を「ダメだ」と思っている
ということです。
そして結論から言うと、
あがり症の本質は、この「自己否定」にあります。
■ なぜ人は緊張する自分を否定してしまうのか
人は、周りと比べながら生きています。
・あの人は堂々と話している
・自分はうまく話せない
・こんなに緊張しているのは自分だけだ
そう感じた瞬間、
「自分はダメだ」と評価してしまう。
特に社会人になると、
・評価
・成果
・結果
こうした環境の中で生きるため、
無意識に「できる・できない」で自分を判断するクセが強くなります。
その結果、
緊張する自分を受け入れられなくなっていきます。
■ 「ダメだ」と思うほど緊張は強くなる理由
ここが重要です。
自分に対して、
「こんな自分はダメだ」
「緊張してはいけない」
そう思えば思うほど、
その状態は強くなります。
なぜなら、
意識がそこに向き続けるからです。
さらに、
否定している状態では、
・隠そうとする
・バレないようにしようとする
・取り繕おうとする
こうした力みが生まれます。
結果として、
余計に不自然になり、緊張が強くなる。
これが悪循環です。
■ あがり症とは何か|自己否定との関係
あがり症とは何か。
単に「緊張しやすい性格」ではありません。
緊張している自分を否定し続けている状態です。
・こんな自分は見せてはいけない
・バレたら恥ずかしい
・ちゃんとしなければならない
この状態で人前に立てば、
当然、苦しくなります。
つまり、
あがり症とは「自己否定の積み重ね」でできているものなのです。
■ 不完全だからこそ人間であるという視点
ここで、一つ視点を変えてみてほしいのです。
人間は、不完全だからこそ、完全なんです。
少し分かりづらいかもしれません。
でも、こういうことです。
AIは正確で、ミスもしない。
ある意味、完全です。
でも、人は違います。
・緊張する
・不安になる
・言葉に詰まる
・失敗する
不完全です。
でも、それこそが人間です。
その揺れや弱さがあるからこそ、
・共感が生まれ
・人間らしさが伝わり
・人とのつながりができる
つまり、
不完全であること自体が、人としての本質なのです。
■ 【具体例】隠そうとするほど苦しくなる理由
例えば、
会議で発言する場面。
緊張していることを隠そうとして、
「ちゃんと話さなきゃ」
「完璧に言わなきゃ」
と構えた瞬間、
・言葉が出なくなる
・余計に頭が真っ白になる
・さらに焦る
こうした状態になります。
一方で、
「緊張してるな、でもこのままでいい」
と受け入れている人は、
多少詰まりながらでも話せます。
なぜか。
隠す必要がないからです。
隠そうとするから苦しくなる。
隠さなくていいと思えたら、楽になる。
とてもシンプルな構造です。
■ 不完全な自分を受け入れるということ
ここで大切なのは、
不完全な自分を「なくすこと」ではありません。
そのまま受け入れることです。
・緊張している自分
・うまく話せない自分
・不器用な自分
それを、
「これが今の自分なんだ」と認める。
そして、
その状態のまま話す。
この在り方に変わったとき、
・無理に取り繕わなくなる
・自分との戦いが減る
・自然体でいられる
結果として、
緊張の質が変わっていきます。
■ まとめ|受け入れた瞬間から変化は始まる
最後に。
不完全な自分を受け入れるのか。
それとも、否定し続けるのか。
どちらを選ぶかで、
これからの在り方は大きく変わります。
完璧じゃなくていい。
緊張してもいい。
不器用でもいい。
それが、人間です。
不完全だからこそ、人は完全なんです。
この前提に立てたとき、
話し方も、心も、少しずつ変わり始めます。
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🧑🏫 著者紹介
大澤宏彰(おおさわ ひろあき)
社会人のあがり症専門メンタルトレーナー
人前や対人場面で「本来の力を発揮できない社会人」に向けて、
メンタルから話し方を変える指導を行っている。

営業職を経て、小学校教員として14年間勤務。
学校の教育相談担当として700件以上の面談を担当し、
特別支援教育(発達障害支援)の分野では全国レベルの実績を持つ。
しかしその一方で、
自身も重度のあがり症に長年悩んでいた。
人前や対人場面に強い恐怖を感じ、
教師でありながら「話すこと」が怖い。
手足が震える。
声が詰まる。
頭が真っ白になる。
そんな状態を何度も経験してきた。
あがり症に苦しみ、
一時期は自信を完全に失い、
ベッドから動けなくなるほど追い込まれる。
「このままでは変われない」
そう決意し、
話し方・心理学・メンタルトレーニングを
20年以上かけて徹底的に学び直す。
その経験から確信したのは、
話し方は“表面的な技術”ではなく、“メンタル”から変えなければ変わらない
ということ。
現在は、自身の克服体験と教育現場で培った指導力をもとに、
「メンタルから変える話し方教育」を専門に活動している。
■ 主な活動
・スピーチ革命塾 主宰(スピーチ実践/コミュニケーション実践)
・企業研修講師(プレゼン/対人コミュニケーション指導)
・登壇経験 約20,000時間
・受講生 延べ1,000名以上(3年間)
埼玉・群馬を拠点に、
あがり症克服専門の話し方教室を7教室運営。
現在はオンライン教室・個別トレーニングも行い、
全国の社会人の「話せない悩み」をサポートしている。
話すのが怖い人ほど、変われる。
あがり症は、性格ではなく“心の状態”です。
正しい順番で整えれば、誰でも変わることができます。
もしあなたが、
「頭では分かるのに、実際の場面でできない」
そう感じているなら、
それは能力の問題ではありません。
正しいやり方を、
正しい環境で実践できていないだけです。
話し方は、理解だけでは変わりません。
実際に“話す経験”を通して、はじめて変わります。
スピーチ革命塾では、
緊張している状態のままで話しながら、
「心のフォーム」を整えていく実践トレーニングを行っています。
同じ悩みを持つ社会人の中で、
安心して“そのままの自分で話せる場”を用意しています。
一人で変えようとしなくて大丈夫です。
変わる人は、「一歩踏み出した人」です。
まずは一度、体験してみてください。
埼玉・群馬を拠点に対面開催
オンラインでも全国対応