目次
■ 結論|緊張克服の本質は「緊張する自分を受け入れること」
今日は、
「本当の意味での緊張克服」
についてお話ししたいと思います。
多くの人は、
「緊張しなくなりたい」
「堂々と話せるようになりたい」
「人前でも平常心でいたい」
そう思っています。
もちろん、その気持ちは自然です。
ですが、結論から言います。
本当の緊張克服とは、“緊張をなくすこと”ではありません。
どれだけ、
「緊張する自分を受け入れられるか」
ここが、本質です。
■ なぜ人は人前で緊張するのか
そもそも——
なぜ、人は緊張するのでしょうか?
例えば、人前。
人前では、多くの視線を浴びます。
つまり、
評価される立場になる
ということです。
すると人は、本能的に、
「傷つきたくない」
「失敗したくない」
「恥をかきたくない」
という防衛反応が働きます。
だから、
人前で緊張するのは異常ではありません。
むしろ、
人として自然な反応なのです。
■ 緊張は「異常」ではなく「防衛反応」
ここを勘違いしている人は多いです。
緊張すると、
「自分はダメだ」
「こんなに緊張するなんておかしい」
と思ってしまう。
でも、本当は違います。
緊張とは、
自分を守ろうとして起こる防衛反応です。
つまり、
脳や体が、
「危険かもしれない」
「失敗したくない」
と感じて反応しているだけです。
だから、
緊張そのものを悪者にしなくていいのです。
■ なぜ人によって緊張の強さが違うのか
では、
なぜ人によって緊張の強さが違うのでしょうか。
それは、
過去の経験・体験
が大きく関係しています。
例えば、
・人前で失敗した
・笑われた
・頭が真っ白になった
・うまく話せなかった
こういった経験があると、
脳は、
「また同じことが起こるかもしれない」
と感じます。
すると、防衛モードに入り、
緊張がより強く出るようになります。
つまり、
今の緊張は、
過去の経験と結びついていることが多いのです。
■ 緊張を消そうとするほど苦しくなる理由
ここが、とても大事です。
緊張とは防衛反応です。
ということは、
消そうとしても、なくなりません。
でも多くの人は、
「緊張してはいけない」
「落ち着かなきゃ」
「震えたらダメだ」
と、緊張と戦おうとします。
するとどうなるか。
意識が、
ずっと緊張に向き続けます。
「まだ緊張してる」
「どうしよう」
「バレたくない」
結果として、
さらに緊張が強くなる。
つまり、
緊張と戦うほど、緊張は大きくなるのです。
■ 本当に大切なのは「緊張してもいい」と思えること
では、本当に大切なことは何か。
それは、
「緊張する自分でいい」
と、どこまで落とし込めるかです。
緊張する。
声が震える。
不安になる。
それでも、
「それでいい」
「そのままの自分でいい」
このメッセージを、
何度も何度も、自分自身に送り続ける。
これが、
本当の意味での緊張克服の道です。
■ 【具体例】緊張を隠そうとする人ほど苦しくなる
例えば、会議で発言するとき。
緊張していることを隠そうとして、
「完璧に話さなきゃ」
「堂々として見せなきゃ」
と構えた瞬間、
・言葉が出なくなる
・頭が真っ白になる
・余計に不自然になる
こうした状態になります。
逆に、
「緊張してるな。でもそれでいい」
と思えている人は、
多少声が震えても話せます。
なぜか。
隠さなくていいからです。
隠そうとするほど苦しくなる。
受け入れるほど、自然になっていく。
ここが大きな違いです。
■ 「緊張する自分でいい」を落とし込むということ
ただ——
これは簡単ではありません。
私自身も、
かなり
「緊張する自分でいい」
ということを落とし込めています。
ですが、完璧ではありません。
なぜなら、
人には欲があるからです。
「よく見られたい」
「失敗したくない」
「情けない自分を見せたくない」
そう思う自分も、やはりいます。
だからこそ、
一回で変わろうとするのではなく、
緊張するたびに、何度も何度も、
心に染み込ませるほど、
「そのままの自分でいい」
というメッセージを送り続けることが大切なのです。
■ 私自身も、今でも緊張する
人は、
どれだけ成長しても、
緊張する場面がなくなるわけではありません。
私自身も、人前で話すとき、
今でも緊張することはあります。
ただ、
以前と決定的に違うのは、
「緊張しても大丈夫」
と思えていることです。
ここが落とし込めると、
緊張はあっても、
緊張に支配されなくなります。
■ まとめ|緊張を受け入れた人は、緊張に支配されなくなる
本当の緊張克服とは、
緊張を消すことではありません。
緊張しても、
「そのままの自分でいい」
と思えることです。
逆に、
緊張をなくそう、
消そう、
抑え込もう。
そうやって戦い続ける限り、
人は一生、緊張に振り回され続けます。
だからこそ——
「緊張してもいい」
ここを、何度も何度も、自分の心に落とし込み続けること。
これが、
緊張に崩れない人間になるための本質です。
そして、
緊張を受け入れられた人は、
一生、緊張に揺さぶられなくなっていきます。
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🧑🏫 著者紹介
大澤宏彰(おおさわ ひろあき)
社会人のあがり症専門メンタルトレーナー
人前や対人場面で「本来の力を発揮できない社会人」に向けて、
メンタルから話し方を変える指導を行っている。

営業職を経て、小学校教員として14年間勤務。
学校の教育相談担当として700件以上の面談を担当し、
特別支援教育(発達障害支援)の分野では全国レベルの実績を持つ。
しかしその一方で、
自身も重度のあがり症に長年悩んでいた。
人前や対人場面に強い恐怖を感じ、
教師でありながら「話すこと」が怖い。
手足が震える。
声が詰まる。
頭が真っ白になる。
そんな状態を何度も経験してきた。
あがり症に苦しみ、
一時期は自信を完全に失い、
ベッドから動けなくなるほど追い込まれる。
「このままでは変われない」
そう決意し、
話し方・心理学・メンタルトレーニングを
20年以上かけて徹底的に学び直す。
その経験から確信したのは、
話し方は“表面的な技術”ではなく、“メンタル”から変えなければ変わらない
ということ。
現在は、自身の克服体験と教育現場で培った指導力をもとに、
「メンタルから変える話し方教育」を専門に活動している。
■ 主な活動
・スピーチ革命塾 主宰(スピーチ実践/コミュニケーション実践)
・企業研修講師(プレゼン/対人コミュニケーション指導)
・登壇経験 約20,000時間
・受講生 延べ1,000名以上(3年間)
埼玉・群馬を拠点に、
あがり症克服専門の話し方教室を7教室運営。
現在はオンライン教室・個別トレーニングも行い、
全国の社会人の「話せない悩み」をサポートしている。
話すのが怖い人ほど、変われる。
あがり症は、性格ではなく“心の状態”です。
正しい順番で整えれば、誰でも変わることができます。
もしあなたが、
「頭では分かるのに、実際の場面でできない」
そう感じているなら、
それは能力の問題ではありません。
正しいやり方を、
正しい環境で実践できていないだけです。
話し方は、理解だけでは変わりません。
実際に“話す経験”を通して、はじめて変わります。
スピーチ革命塾では、
緊張している状態のままで話しながら、
「心のフォーム」を整えていく実践トレーニングを行っています。
同じ悩みを持つ社会人の中で、
安心して“そのままの自分で話せる場”を用意しています。
一人で変えようとしなくて大丈夫です。
変わる人は、「一歩踏み出した人」です。
まずは一度、体験してみてください。
埼玉・群馬を拠点に対面開催
オンラインでも全国対応